[>>+22 望む言葉を貰っても、溶けきらぬ心が痛みを齎した。 眉根を寄せて笑む顔を膝から見上げて、 切なく懇願するように、発する問いかけは多分最後の問いだろう。] ……それはあの人がいないから?[特別だから特別にしてほしい、 そんなふうに望む心はきっと当たり前で、 けれど口にしてみれば打算のようにも聞こえてしまうのだろうか。 怯えて揺らぐ心が、存在を揺らがせる。 >>2 窓辺、外には夢の国の残骸に夢の残滓が降り注ぐ、 その光に照らし出されて、また一度その体は透きとおる]
(25) sen-jyu 2011/06/29(Wed) 20時頃