[立ち止まったタバサ>>23に、何事かと瞬いた。一歩、二歩と歩み寄り、肩越しに見えた見覚えのある黒髪>>#1に身構える。] 偉大なるお方……だと? 俄かには信じがたいね。[淡い輝きを放ちながら、宙を漂う指輪。眩さに目を凝らし、それからほう、と声を上げた。] だが、これは呪いや災いの類じゃない。 それどころか、――まるで逆だ。 幻覚の可能性はなくもないが……、 僕は、これほど精緻な幻術を知らない。[腕に触れる感触に、頷いてみせる。その動作は、彼女の感じ取ったものを裏付けるものだった。指輪のうちひとつは、差し出した手の中に静かに納まった。]
(25) hatsuse 2012/10/29(Mon) 03時半頃
sol・la
ななころび
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