―7階―[手伝ってもらえる?>>1:358その言葉で我に返る。こんな状況だというのに、自分の心の震えに、彼女の揺れる瞳に、意識のすべてが飲み込まれかけていた。手伝いは、まともに出来たかどうか。ドアくらいは開けられるが。オーレリアの様子に眉を寄せ、グロリア>>1:364が指示を飛ばし始めれば、ほっと息をついたことだろう。そういえば、ドアを開けた瞬間、歌が聞こえた気がした。グロリアのものだったのだろうか。そうして。] ……はい。[手招かれ>>1:359、頷く。この場にそぐわない微笑みが、ふわり、一瞬だけ浮かんだ。]
(25) 2016/01/14(Thu) 01時頃