―一年の教室―
[帰りのHRが終わったのにも気付かず寝こけていたら、ありがたくも迷惑なことに担任から直々に雑用を命じられた。]
あ〜あ
めんどぉーだにゃあ。
[ふざけてみても、咎める奴は誰もいない。さっきまでクラスメートの水之江が反省文を書いていたけど、書けたのか今はいない。退屈。
窓から沈む夕陽を眺めていれば、作業の手は止まる。
プリントの束をホチキスで止めていくだけの簡単なお仕事。こんなの、俺にやらせなくったっていいでしょーに。]
あ〜あ。ホント、面倒。
[制服のポケットの中。呼び出しのメールはまだ来ない。]
今日は肉の特売日だったのに。
[その分美味しいもの奢ってもらうけど。
それにしても、わざわざ金出して男抱きたいとか。世の中には変わった性癖の奴が多いことだ。
まぁ、その金で高校行ってる俺とか。中坊の頃からそういう変態に股開いてる俺とか。
朝からケツにローター突っ込まれてる俺とかには言われたくないだろうけど。**]
(25) 2015/01/20(Tue) 08時頃