人狼議事

171 獣[せんせい]と少女


【人】 鉱滓皇帝 モスキート

[この学校に戻ってきて、神木が新たな少女を孕み、産み落とすのを幾度となく見て来た。
最後に契りを交わした少女、彼女の死を見届け、その骸を喰らってからどれほどの歳月が過ぎたのか。
それすらもう忘却の彼方だ。

巨大書庫とはいえ、目を引く書物はとうに読みつくしてしまった。
それでも毎日のようにここへ通うのは、この席が静かで居心地がいいせいだろう。
それに、どうしてもこの外見は少女たちを怖がらせてしまうかもしれない。
ローブを纏う双肩の中央には、大きな雄羊の頭骨が乗っている。
眼窩は底の見えない深淵のように静かな闇をたたえ、青い鬼火がひとつ、瞳の代わりに浮かんでいた。
白く完璧なシメントリーをかたちどる立派な雄羊の頭蓋骨。
その中に、本来あるべき顔や頭部はない。
ならばその白い頭骨が彼の頭部であり顔なのか。]

(25) 2015/10/05(Mon) 00時半頃

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