[表情には出さずに、少しだけ、悩んだ。
一抹の寂しさを感じつつも。彼を離したくないという想いを表情に滲ませたまま、一旦その身を離した。]
……全く、お仕置きだ、って言ってるのに。随分楽しそうじゃないか、帝?
[そういう自分も、顔の火照りは誰よりも自覚しているのだが。恐らく帝から見えている自分の顔は真っ赤なのだろうと。
この先があるというのは知識としては持っているし、どのような感覚が待っているのか、それが気にならないわけでもないのだが………
そこは、鋼の理性で抑え込んだ。
……そう言った想いは、少しは態度から漏れてしまって居たかもしれないけれど]
……とりあえず、下手な事はもう言えないだろ?それに。
これで僕も「汚れて」しまったしな。
[にっこりと歯を見せた笑みを浮かべて。実に軽い口調で、さらりと言い終えて。]
(24) 2015/04/08(Wed) 16時半頃