――夜/大衆食堂『森の真珠』(回想)――
>>1:111、>>4
[『森の真珠』へ戻ろうというイアンに、もちろん異論はなかったので、連れだって一目散に走った。
唯一皆と違った行動を取ったのは、入口に入る直前、束ねた銀髪を軒下で雑巾のように絞ったこと]
これじゃあ、水も滴るいい女もいい男も…どっちでも台無しだ。
[そんな冗談をまだ呟けるのも、被害者が自分の大切な人≠ナはないからなのだろう。縁起でもないが、例え腕一本になっても、もしも姉ならば見分ける自信がある。幼馴染み達は、こうして側に居るのだし――それにアイツも。
そんなことを考えながら扉をくぐったので、最初に目でベネットの姿を捜した。程なく自分の元いた席の近くに、ベネットとトニー、それにメガネのお嬢さんの姿を認めた。三人のうち、一瞬でも誰かと視線は絡んだだろうか(>>1:106、>>1:110、>>1:117)
そうこうしているうちに、イアンが状況説明しているのが聞こえ、何事も手早く気が利くスージーにはタオルを手渡される]
>>14、>>6
そうだね……同窓会楽しみだったけど。
[夕食は食べそびれていた。しかし惨憺たる現場を観てきた身としては食欲もなく]
(24) 2017/08/15(Tue) 15時半頃