―5月9日午前9時、役場前―
>>21>>22
悪いけどな、マドカ
離れてくれねぇならこいつらに頼んで無理やり引き剥がす
……そいつは感染してる可能性がある
お前を危険な目にあわせたくはねぇんだ
[予想通り過ぎて溜息が出そうだ。それでも銃はまだ抜く事はなく、合図の視線を広場の隊員達に走らせた。
ローズマリーは何も言わない。まずは話し合いをと、それは事実ではあったけれど、彼女の態度に不信が募ったのもまた本当の事だ。
クソッタレめと口の中で小さく呟き、緊張に眇めた両目でローズマリーをじっと見詰める。
マドカを思うならば開放してやれと半ば祈るような気持ちで]
あんたも突っ立ってねぇでマドカから離れろ
マドカはあんたの『大事な奴』なんじゃねぇの?
……いきなり撃ったりはしねぇよ
まずは話が聞きたい
ただあんたがここから逃げるなら、その時は容赦しねぇ
わかってんだろ?何を聞きに来たのかは
(23) 2013/08/04(Sun) 20時半頃