―5月9日午前9時、役場前―
>>11
[静かな所で暫く“声達”を聞いてみよう。時々聞こえる“マドカ”を助けてほしいと聞こえる声。もしマドカちゃんのことなら聞いてあげたい、理性あるうちに。そう踏み出した時にきた衝撃。吃驚して思わず抱きしめ、胸の中にいる人物を確かめる。]
…マドカちゃん?
[それはたった今思い浮かべていた人物。あぁ良かった生きていると安堵すると同時に、以前は優しいと感じていた匂いを美味しそうだと囁いた自分に愕然とする。あぁ、感染するとはこういうことかと、人間の部分の自分が絶望する。自分の無事を喜んでくれたことが嬉しくて一度強く抱きしめ、体を少し離し彼女の涙を指で優しく拭う。]
貴女が無事でよかった。
[ミルフィのことを、彼女がまだ生きていたのに諦めてしまった罪悪感からどう言えばいいか悩んだその時、聞こえる声(>>19)。ゆっくりとそちらを向けば、それは見知った姿で。]
(22) 2013/08/04(Sun) 19時半頃