[じりじりと注がれる視線>>21が不意に逸れるのを感じて、いつのまにか肩に入っていた力を密やかに緩め]
――……、…あっつ…。
[独りごちながらローブの襟元を寛げた。風を喚び込めばいいとは思うが、ごく簡単な魔法も今だけは使える気がせず]
…ふふ。ほんと、仲いいのね。
英知に、千晶……、あとしっかり顔を合わせてなかったのは、明之進、だったかしら。
亀ちゃんはエントランスで挨拶はしてたわね。まこちゃん先輩は、ちょっとぶり。
[英知が千晶を諌める様子に少しだけ目を細めてから、暫し別れて過ごした面々に順繰りに視線を送る。そこには、よく容貌の似通った先輩二人組も追いついていただろうか。
静謐な空気を纏う見知らぬ女性に目が留まれば、ふわりと目を瞠って]
――あ。針山先生、ですよね?
氷の花、すごく…すごく、綺麗でした。
いいもの見せていただいて、ありがとうございます。
(22) eyes 2013/08/25(Sun) 19時半頃