パルックさん……は、いいな。[彼は紛れもなく和平派。食いちぎられているようにも見える無残な死に様は、自分より警邏の出番だろう。それよりも、気になるのは大地。一日に安定して使えるのは1回、後は自らに負担が掛かる。ならば、大地の記憶を探ろうと、物言わぬ姿になった少年の額に触れる。] ……これは……。[見えたのは、>>10閃。胸元深く抉る太刀筋そのままの閃光に、嘆息を吐く。……相手の顔は見えないが、パルックではない。ならば。彼もまた、被害者に過ぎないのだろう。中立か、もしかすると……和平派の。小さな犠牲者の姿に、そっと、手を合わせた。]
(22) 2013/08/11(Sun) 01時半頃