うっ……
[頭上から降ってきたのは笑い声>>17。
ふええ。そんな気持ちになるのは本日何度目だろう。
ふええ、もう帰りたい。マイ・スウィート・ホーム。家で待ってるのは鬼だけど。
膝を地面についてしまったついでについ反射で身体を畳んでいただけなのだ。
それも人としてどうかとは自分でも思うが、だけど反射だ。悲しき性だ。
背中に足が降ってこなかっただけ感謝しよう。]
う、あ、梧桐です……2年です……
[投げかけられた質問には、尋問に答えるような重苦しさで言葉を紡ぐ。
相手の明るい声のトーンにも気づかずに、視線は下方、ずるずると身体を起こして、うつむき加減の正座のまま。]
あ、梧桐から来ました……城前です、すみませ……
[要領を得ない自己紹介と謝罪を織り交ぜながら、ビビりすぎた代償に鼻をぐずぐずとすする。
なんとも情けない姿を晒した…が、相手の身長に更に驚くのは、まだ少し後のこと。]
(22) 2014/10/15(Wed) 15時頃