186 通い慣れた路、桜の下で君を想う


【人】 水商売 タバサ


[ らしくもなく感傷に浸っていると。
  地上の人物、司から声がかかるのだ。>>16
  たまこという響きが、野暮ったくて嫌いだった。
  ましてや、“ タマ ”なんてペットみたい。
  嫌だって言っても、司は変えてくれなくて。
  あたしは渋々受け入れざるを得なかった。 ]


  やほー、司。
  なに、って…ドラマ、見てたのよ。
  あんたも案外モテるのねー。


[ ひらりと手を振りながら、先ほどの光景を浮かべ。
  何処かの誰が恋愛ドラマを見ていたことを、
  あたしがもし知っていたら。>>18
  同じね、って笑ったかもしれないけれど。
  口元に弧を描いて、ちょっぴりからかった。* ]
 

(22) 2016/03/11(Fri) 22時頃

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