― 明之進の部屋 ―>>13>>18
[ 現れた触手達>>7を排除するという選択は、明之進の中には端から無かった。彼らがにじり寄ってくるのをそのままに、細く変化させた黒色に意識を向ける。]
ねえ、メルヤ。
メルヤの"前の"穴も。
犯してあげたら、どんな感じだか――試してみるね?
[ その語が何処を意味するのか考える間もあったかどうか。丸く細い先端はメルヤ自身の内部へ、つぷ、と潜りこんでいく。]
"後ろ"の穴は、――
[ ず、と背後から菊蕾を突き立てて、]
――もう、"入れるため"、の穴、に。なってる、みたいだ、けど。
"前"の穴は、どう、なるか、な?
[ ごく柔らかいシリコンのような感触を、メルヤの敏感な箇所は感じとるだろう。だかそれのみでなく、影の触手の表面には微細な凹凸がついている。もどかしく掻くように粘膜を刺激しながら、触手は"出すため"だけに今まで用いられていた穴の中をゆっくりと侵入していく。]
(21) 2018/03/03(Sat) 22時頃