無理よ。トニーに嘘はつけない。
私はきっと壊すわ。この世界を…。
今は力が無いだけ…でも、力を手にいれたらきっとこの世界を、この世界に生きる全ての人達を壊してしまうわ。
[自分を強いと言ってくれる少年に、静かに笑みを向ける。]
私はトニーに嘘はつかない。
私は自分が本当に危険になれば、殺されそうになった時に効果を持つある宝石を持っているの…。
それはとても大きな力を持った宝石…ってある人に聞いただけなんだけどね。
その時はきっとこの世界を壊す力を手にいれてしまう…。
[緩やかに、でも、翳りを帯びた瞳は冷たく、世界を壊すことなど躊躇がないと言わんばかりに…。]
だから、私が余計な力を持たないで済むように、ちゃんと守ってね?
[冷たい瞳は、いつの間にかいつも通りの瞳に戻って…静かに笑いかけた。**]
(21) 2013/05/27(Mon) 01時頃