35 星降る海岸に纏わるエトセトラ


【人】 女中 おみつ

ん……あ、さ…ちゃん…?

[夢現に聞こえる声に途切れ途切れに問いかける。
はっきりと朝顔だと認識出来ている訳では勿論ない。
無意識に、ただその気配に反応したけ。

まんまる兎はそわそわと心配そうに飼い主のそばで跳ねている。

仁右衛門も女を運ぶ手伝いをしようとしただろうか。
例えそうでも、周りに断られただろうか。
あるいは、戸惑ってどうすることも出来ずに呆然としていたのだろうか*]

(21) 2011/08/14(Sun) 09時頃

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