―201X年3月21日・AM11:50・白鵬高校1年2組教室―
[凄い、お坊ちゃん、さすが凄い、天然?
返った声>>17に浮かんだ言葉は飲み込んでのゆるっとした笑みを浮かべる。
このクラスも今日で解散。
住む世界が違うだろう早瀬とは今日を逃せば遊ぶ機会もないだろうと、そんな理由もあった]
いや、俺、夕方まではガッコにいるからさ。
週番なんだよ、今週。
戸締まり確認してからだとそれ位の時間になるんだけど、合流したいなぁってさ、思って。
[紡ぐ中聞こえた麻倉の声>>18には、真顔できっぱりと首を振る。
そういえば麻倉とは体育祭で二人三脚でコンビを組んだ程度の付き合いだったと――何しろ身長が同じだったから。
折角だから友好を深めるのも悪くはないかもしれない、とか柄にもなく浮かれた気分なのは、明日から春休みだからなのかもしれなかった。
メアドは多分麻倉が知っている筈。
後で連絡頼むと告げて教室から立ち去った]
(20) 2015/03/28(Sat) 23時半頃