―教会―
[南方さんには後で、と言おうとしたが少しどうしたものか悩んで、>>15円香先輩の方をちらり、と見やれば促すような笑みを浮かべる先輩には、少し申し訳なさそうにした後。]
すみません、また後で…、ちゃんと話しますから。
俺も、心を決めてきます。
[へにゃり、とちょっと情けなく笑った後。教会の裏に回れば、>>13南方さんの姿を認めては少し一人飛び出した後だ、心が重くなる。
目を細められたのを見た瞬間、視線を下げて、ぐ、と拳を握った後に――心なしか、頭を下がって見えた。その後に来た謝罪には、きょとんとしながら。]
……あ…、えっと。…いいっすよ。
…俺も、結局言っときながら、何も言えないんで。
――…軽率なことして、すみません
[ 少し、間を置いた後。何とも言い難い気まずさを感じながらも。素直に、ひとつ。頭を下げて謝る。本来なら、姉さんにも謝らないと。いけないの、だろうが。]
( ……終わったら、自分の言葉で謝ろう )
(20) 2014/06/27(Fri) 01時頃