[賢者の塔を後にして、歩みを進めるその先は先程の少女達が逃げ去った方向。
その気配を辿るようにして後を追い、そのうち追い付けるだろうか?
彼女や闇の王の姿を見つければ、ティソの遺体を彼らの前に降ろす。]
忘れ物だ。
あぁ、届けに来ただけで戦うつもりは無いから安心しろ。
闇の王も一緒だったのは好都合か…。
[その場にいる面々に視線を向けて、1人ずつを品定めするような目で見回した。]
お前達の為に立派に戦った戦士が、教団の連中と同じ安置所などお断りしたいかと思って連れてきたが…。
迷惑なら持って帰る。
闇の王、宣言するのも嗾けるのも自由だが、王として宣言をしたのなら責務は果たすんだな。
有象無象がバラバラに挑んでいたら被害が増えるだけだろう。
王の冠は飾りじゃないし、戦力も無限じゃない。
もっと考えて行動すべきだな。
[挑発するような言い草で彼らに言葉を投げ掛けた。]
(19) 2014/08/26(Tue) 17時頃