― 朝 ―[俺の朝は不規則だ。その時々の現場によって変わる。尤も、この同窓会に合わせて前後一週間ほどはまとまった休みをもらっている。子供も、朝帰りしてきた妻に面倒を任せている。俺の方が面倒を見ているはずなのに、何故子供というのは母親に懐くのだろう。という父親の嘆きはさておき。>>14何かがどん、と脇腹に当たった。] ぐえ[小さく呻いて、蹴られた衝撃でごろんと転がる。それでも意地汚く惰眠を貪ろうとしたが>>15何か、誰かの声がする。ああ、そういえば相部屋だった。――――いや、待て待て。今、俺にぶつかったのは何だった?]
(18) 2017/06/02(Fri) 23時半頃