人狼議事

199 獣[せんせい]と少女 2


【人】 逃亡者 メルヤ

[ああ、その日のことは忘れようがないだろう。
それは、たいそう星の綺麗な夜だった。

月が欠けきって、いっとう明るく青や赤、白に燃えた星々が、
大河のように紺青の空にかかって煌めいていた。]

 星はね、とても遠くて空のその先のずっと遠くにあるから。
 空を飛んでも触れるのは、とても、とても難しいんです。

[一生懸命に手を伸ばして飛んでいた少女にそう告げるのは、
ひどく空しい話だったから。
あの日はひとつ提案をした。]

 けれど、限界まで近づいてみることなら。
 魔法の絨毯ではないけれど、乗ってみますか?

[獣の姿にさっと変わったら、草地に四つ脚で膝をついた。
暖かい風を纏わせて、飛べる限りで一番高いところまで飛んだだろうか。
山の向こうに夜空から一筋、流星が落ちていった。]

(18) 2016/10/10(Mon) 00時半頃

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