[隣の家の幼馴染は、中学の頃まで、お互いを高め合ってきたライバルで。
同じ陸上の名門校にスカウトされて。
それを受けて進学した彼と、断って進学校に進学した自分。
失望した、その目。投げられた言葉。遠ざかる背中。
こんなこと、望んでなんていなかった。]
雨いってー…
[むき出しの顔に叩きつける風雨。
せめて服と髪は死守しようと、レインコートの首の部分を強く握って、風に逆らうように歩く。背負ったその上にレインコートを着たので、通学用のリュックやその中身が水にぬれる心配がないのは不幸中の幸い。]
…おー!
[しばらく歩く。全く人影がない。不安に思っていたとき、コンビニの壁に、自転車と、携帯をいじる姿(>>14)が見えた。]
第一村人はっけーん!
おっはよー!
[風雨の音にかき消されないよう大声で叫びながら、そちらに駆け寄った**]
(18) 2014/04/24(Thu) 09時頃