[青年の問いかけに、数度瞬きをする。>>14 知ったところで一文の値打ちになるどころか 気色悪いと思われるだけ。 言った所で、卒業したら遠くへ行ってしまう。 進むべき道を共に、何処か遠くに。 あぁ、そうか。 青年の才能に抱いたのは、嫉妬ではなく。 寂しさであったのだ。 巣立つ雛を、なんと呼び止めたらいいか解らない。 初めから親でも何でもない癖に。]
(17) 2015/11/23(Mon) 02時半頃