[ 隊長、助けないと。
訥々としたメルヤの主張>>12に明之進は頭を振る。]
春日さんは、もう、無理だと思う。
ミナカタさん、言ってた。
特殊な紋を付けられてるって。
助け出せたとしても、すぐあんな様子に戻るだけだ。
それとも、春日……隊長だったら、そんな呪いは破ることができるって、メルヤは信じてる?
[ 影で出来た椅子をメルヤに勧めて、自分はベッドに腰掛けた。ひとまずは彼の感情、思考を聞いてみたいと思いながら。]
メルヤのことばかり考えるのは、前にも言った通り。
ぼくがきみを好きだから。メルヤの事が気になるから。
それと……ぼくが魔の側の存在なんだって、自覚したせい、もあるかな。きっと。
[ ベッドの縁に座り、脚を組む様子はたしかに今までの明之進に無いものだった。和装の裾が広がるのも気にしていない様子。ただ、影の中の世界で着物の奥までが見えたかどうかは、疑わしかったが。**]
(15) 2018/03/01(Thu) 03時頃