[必死に彼を守るように抱きながら、女の頬を、セシルを濡らしていく。やがて男の体は溶けるように消えていく。いくら女が泣きわめいてもそれはそれを止める事はできずに、ゆっくりと質量を失っていった。それは更に女を絶望の淵へと追い込む。何も無くなってしまった空間をただ茫然と見つめながら、枯れてしまうのでは無いかと思うくらいに泣いて泣いて。身分なんて、立場なんて家なんて。叶う事がなくても伝えれば良かった、私の知らない場所でもいいから生きて欲しかったと。欠片を渡さなければ良かったと後悔が胸を裂いて、刺して。またその痛みに、涙を零した。――――………どのくらいそうして居ただろうか。女の声も枯れかけた頃、傍で男性の声が聞こえた。>>7それは私に問う。生きる覚悟は、あるのかと。]
(15) 2014/07/15(Tue) 01時半頃
sol・la
ななころび
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