[男の腕の中というのに危機感は無い研究員とはいえ発育の悪い自分よりも朧は高身長、大きな体格であるが自分の実力を鑑みれば、彼位の力なら、腕位は直ぐに剥がせると思っていたし更に言えば弱っている朧を突き放せば、1人気に病んで何処かに行ってしまいそうでそうなればヤナギの命である最優先の任務――キルロイの治療の継続を継続するのは不可能になってしまう説明を受けながらも、彼は離れる気配をみせず其れでも懸命にやめろって、と困惑と共に告げていたが漸く、彼の唇は己の首元から離れる身を寄せる彼は何処か充てられてるようにみえふんわり、あの臭い桃の腐ったような甘い香りがしたように、思え]坂町?[すまない、と告げる彼が次に行ったのは唇へ、彼の唇重ねる事]
(14) 2016/06/09(Thu) 14時頃