― 食堂 ―[少しふらつく足取りで、水道を目指す。左手にはお気に入りのマグカップ、空いた右手で水道の蛇口を捻る。マグカップの中はすぐに透き通る液体で満たされた。喉の渇きを一刻もはやく潤すために、その半分を一息で飲み込む。想像以上の冷たさを纏った液体は、勢い良く喉を通り、勢い良く通りすぎて気管に入り……。盛大にむせた。]
(14) 2013/02/03(Sun) 00時頃