―201X年3月21日・AM11:50・白鵬高校1年2組教室―
[言い終えて、改めて蒼真>>12へと向き直った。
いつもながらのファンシーな弁当箱、というかナプキンにはもう慣れたから驚かない。
きっとどこぞの可愛い子ちゃんにでも作ってもらってるんだろうと、そんな所に落ち着いていた]
見たんだ?どんな夢だったんだよ。
ん、俺は購買で適当にって思ってるけど…蒼真、弁当あるのにまだ食うの?
[食べた分だけ縦に伸びているのだろうか。
自分よりも上背のある彼の姿を扉の前で待ちつつ眺めた。
羨ましい――なんて思わない、とも言えないのが悔しい。
傍らに並んだのなら少しばかりの恨めしげな視線を向けてみる。一瞬だけ。
教室から購買へと向かうのは早瀬達の返事を聞いてから。
どちらにしても18時以降なら合流できるからと、告げて立ち去る事になるだろう]
(14) 2015/03/28(Sat) 23時半頃