[すぐに離れてしまう肌を、寂しいと思う資格などない。
むしろ嫌悪されなかったことを喜ぶべきなのに。>>3:153
「おかえり」と。当然のように迎えてくれたことを。
当然のことだと、今も思っている。]
ふうん?
って……何、見てた? それとも聞いてた?
[ミロからの伝言、その意味を考えながら返された質問にばつの悪そうな表情を浮かべて、珈琲を啜る。>>1:165
両の掌と、外気に見る見る熱を吸い取られていく液体は黒くて、苦い。でも、さっき飲んだものよりどこか甘い気がするのはきっと、隣にいる男のせいだろう。]
俺は、大丈夫。
ジェームスさんはわかんないけど……。
クレパスキュールさんが大丈夫って言ってたから。
大丈夫なんじゃない、かな。
[それはきっと、参加者の中で自分が一番ジャニスを理解しているという傲慢さが読んだ思い込み。
ジェームスのことを一番気にかけていたのは彼だから。]
(13) 2015/11/18(Wed) 20時頃