[自分にとっては大事でも、客観的にみれば“そのくらい”だから、それ以上の事を追及されたとしても答えようがないのだが。
「だから何時の間にかそういう雰囲気作られて…何となく?」と、手紙に書いた通りの事を、他人事のような口振りで繰り返し]
…あ、ねぇねぇ、何かいい匂いする。
大判焼き以外にまともなご飯も食べてからお薬飲んだ方が、
胃に優しいでしょ。
炊き出しだろうから、お裾分けしてもらお?
[談話室から漂う空腹を煽る香りを嗅ぎつけ、これ幸いとばかりにまりの腕をぐいぐい引っ張り、ドアから中を覗き込む。
何故か膝立ちでそこに佇む>>11燐、その肩越しに、鍋の前に立つアラン>>10が見えた]
はーい、ここにもアランさんのおまじないが必要な病人が
いるー!あと二人前、おまじない残ってる?
[流石というべきか、アランはまだ健康そうなのを見てとれば、口元のマスクに隙間がないか確かめてからいそいそと忍び込んだ]
(13) eyes 2014/01/07(Tue) 21時半頃