162 冷たい校舎村3-1


【人】 読書家 ケイト

[自分の足音が、まるで足を引きずってるみたいに重く聞こえる。
少し歩けば、目の前に開かれた窓が見えた。

そっか、風はあそこから流れてきていたんだ……。

疑問は解けたのに、不安が増してゆくのは何故だろう。
喉元まで込み上げた恐怖で、息が詰まって窒息してしまいそうだ。

あそこに行くべきじゃない。
そう直感が訴えるのに、足は機械的に動き続けて]

(12) 2015/06/26(Fri) 01時頃

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