[二人の対魔忍に対峙しながらも、その声が届いた時には思わずはっと目を見開いた。>>1:251
愛しの主の声を聴いて、胸をときめかせずにはいられない!
一瞬だけ恋する乙女のような表情が漏れたかもしれないが、見方によっては熱に浮かされたようなものと見えるかもしれない。]
『マスター!
……御手を煩わせてすみません、おそらく片方には掴まれました。
そちらに魔の気配も感じますが……すごく弱いです。マーキングもない。
元々彼は訓練生のような身分だった筈なのですけれど、能力の制御に成功しているようですし……もう少し、様子を見てみます。お任せ下さい。』
[口を開かずに、歯を僅かに鳴らす音から同じ周波数を生み出して返事を返す。>>1:252
ああ、離れていても気に留めて頂けるなんて……。天にも昇るような幸福感を胸に、任務を成功させようと思いを新たにした。*]
(12) 2018/02/23(Fri) 00時半頃