[ふと、中を擦る肉棒が腸壁の一点を掠め、ぎくりと身体がこわばった。そこを責められると、腹の底がじんわり熱くなる。相変わらず拡げられたところは痛いけど、抜かれるのが切ない、自分が自分で無くなるような、妙な感覚……]
ぁ、へくた……そこ、やめ……っ、あぅ、ん……っ、こ…怖ぇん、だよ……ふ、もっと…荒くして、いーから……っ!
[痛みに耐える方がまだマシだ、と。
それでもヘクターはそこばかり責める。これは罰だと言わんばかりに。
シャワー室に反響する水音がより大きく聞こえる。
濡れるはずのない其処が愛液を分泌しているみたいで、今こうして男に組み敷かれて雌にされているのだと再認識してしまう。痛みに萎えていたものがゆるく勃ち上がっていることはまだ気付いてない]
ヘクター…っ、へく、ぁ、っ……っそこ、やめ…って……!
[訳の分からない感覚の正体も知らずに怯え、ひたすら肩を震わせている]**
(12) 2016/06/09(Thu) 13時頃