……ん? どうした? 腹でも空いたか?
[ 彼を身近に感じる時間を共有していると。
人間的な欲求が芽を出したのかと気にする>>1:140
だが贈ったぬいぐるみを気にしたのだと分かり
どこまでも善性で出来た愛しいひとなのだと気づかされた
鞄は自由気儘な猿にとって窮屈だろうけれど、
尻のように顔を赤くせず済むだろう。 ]
俺も、好きだよ。
君の手は柔らかくて、気持ちいい。
[ こみ上げてくる愛しさを再認識させる手だ。
だが、手首を取り口元に手背を引き寄せてから
握り直すのを目の当たりにし、首を傾げる。
そうされるのが好きなのだろうかと
勝手な解釈をし、同じように顔を屈め
やさしい触れ心地の手の甲にキスをしようとするが
ぬいぐるみに何度か縋っていた指が目にとまり
指の節を甘く噛んで、つつ、と指先に舌を這わす *]
(12) 2019/03/31(Sun) 10時半頃