どうして、お前が寝てるんだよ!!!
[ガァン、と拳を振り下ろす
それは織部へ当たる事は無くて、その近くの地面を殴っただけなのだが
それを見て近くの二人組は何か反応しただろうか。今、殺したのは二人組の方かもしれない。なんて思考よりも、ただ死んだ事が信じられなかった]
なぁ…。起きろよ、嘘だろ
お前強かったじゃねぇか、あんだけ楽しんでたじゃねぇか……
[返事の無い相手へ、ただ言葉を向けて。先程のメッセージが彼女からの物だとまだ気付く事は無く]
楽しかったか?俺は――
[いつか、妹と重ねあわせていたのかもしれない。同じくらいの年齢で。楽しそうにはしゃいで走って。喧嘩みたいに殴り合って。ゲームだからと手を抜いては居ないが、話し合って
それが妹としてじゃなくて織部美由紀だから、と思ったのは死ぬ前になってから気付いて
ただ、彼女が楽しければ良いなんて思った事もあった。それなのに――]
(11) 2014/12/18(Thu) 14時頃