──会議室──
! 四井! 影流!
[ 何かがあると察したのか、四井が突入してきた>>2:288。もう一人は五月雨だった>>9。
非常事態でもなければ、四井の反応に「変なもん見せて悪かったな」>>2:289などと内心で悪態をついていただろう。危惧した通り、二人には動揺が見られた。しかし、想像していたよりも立ち直りは早かった。]
よせっ、影流! こいつはヘクターだ!
[ 抜刀した五月雨に危機感を覚えて咄嗟に叫んでいた。ただでさえ危険なのは五月雨らの方だったのに。
言わずとも口枷で察した二人が驚愕で硬直する。
まずい。このままでは二人が殺られる。
それは亀吉の杞憂に終わりそうだった。四井は予想よりずっと上回るスピードで事態を飲み込んだ。武器を地を這うように投げ渡してきた。]
四井! よくやった!
[ 自由な左手を薙刀へと伸ばす。
それがかなったなら柄で横から殴り付けるだろう。妨害されたなら、先程浴びせた二倍の電気をもう一度叩き込もうとするだろう。二人へ襲いかかったなら対処が間に合わないかもしれない。]
(11) 2016/06/11(Sat) 13時頃