[キルロイが目覚め、諸々のチェックや面倒な手続きを終えて解放された最初の日。
性欲を睡眠欲に置き換える薬でぐっすりと眠っている彼の病室を訪れた。
彼が本部に戻った時から、ずっと己を煽るものがある。
それは、彼の首に刻まれた淫紋。直円の魔力が宿るもの。]
……はぁ、 はぁ、ッ……
[眠るキルロイの腹の上に跨り、その首に舌を伸ばして紋の上を粘膜でなぞる。
そこに込められた魔力を――直円の気配を掬い取ろうとするように、何度も何度も、紋の上を唾液で汚していく。
紋に触れられる度、キルロイが快感を覚えることはバイタル値の計測で明らかだ。己の行為が眠る彼にどんな影響を与えるのか興味深くはあるが、それよりも収まらない熱を収める方が優先される。
ちゅ、ちゅ、と痕を残さぬよう柔く唇を落としながら、紋に宿る直円の気配に欲情し、自らの中心を晒して手を添える。
既に硬く張り詰め、どくどくと脈打つそこを扱くと、すぐにぐちゅぐちゅと淫らな水音が響き始めた。]
(11) 2016/06/07(Tue) 08時半頃