── 死体(>>2:209)を見つける ──
[ばさばさと資料を気ままに落とすのにも飽きてきてしまった。
何か楽しい事無いかな、と思うけど無い様なら仕方ない。
そろそろ主が起きてきてしまうかもしれない、と。
けれど有難い事に僕は今日はまだお役御免にはならないみたい。
目の前に転がっている男を見つけてしまったから。
分かってる、コれを見たくは無いだろうって。
だから代わりに僕が見てあげる。]
キヒ……!アハ………!!
マッカッカ!
[男の近くにしゃがんでその血溜まりの赤を掬う。
そのままただ何と無く思い至って男の口に塗ってみる。
顔を覗いて"アハ!ニアウ!ニアウナァ!"と笑うつもりだったけど、
もし男が目を開けてしまったら…流石にびっくりして"ギャッ!?"と声を上げたと思う。
開けないならそのまま手を掴んでにぎにぎと遊んで飽きたらまた意気揚々と歩き出そう。]
(11) 2016/02/28(Sun) 14時頃