107 情報欄参照/いにしえの魔都と封印の輝石


【人】 双生児 オスカー

僕は、あの人を止めるべきだったんでしょうか。
彼女の最期は、決して僕達と争う敵では無かった。
ならば彼女もまた、聖騎士として護る人々の中に含まれるべきだったんじゃないか。そう想うと…。

[命を無理矢理助ける事はできる。然し――
――然し、傷ついた彼女の心も共に救う術は、結局、今でも見出せずにいた。
最期に浮かべた、満足そうな彼女の表情。他には何も、道は無かったのか?

然し今、彼女は現実として、柔らかな残り雪の上に眠りについていた。
何者にも侵されない、静かな場所で。求めた同胞と共に。静かに......]

(10) 2014/01/10(Fri) 18時頃

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