162 冷たい校舎村3-1


【人】 友愛組合 チアキ

その誰かに聞かないと、分かんないと思う。

[うーん、と唸った挙句、結局、同じような答えを返すしかない。
秋野の成績は決して良くはないのに、那由多も朱美もどうして自分に聞くんだろう。
そんなことを思いながら、ふ、と、言えることを思いつく。]

……あ、でもね。今、夜だから。
朝になったら、明るいとこで考えたらいいと思う。
夜は、暗くて、こわいから。

……ね?

[明るくなったら、自分ももう一度風子を探しに行こう。
自分でも、そう思い直す。]

掃除も、考えんのも、明日でいーよ。

[ね、ともう一度念を押すように、笑いかける。]

(10) 2015/06/24(Wed) 00時半頃

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