─ 前日:給湯室にて ─
[猫さんを抱えようとした手は、丁重にお断りをされてしまった!
ざんねん。もふもふ猫さんを抱っこしようと思ったのに…なんて。声に出すより雄弁に、わたしの耳はへちょんと垂れた。>>1:247]
塩と油……ううん。
あっ、そうだ。 薄荷さん、キャンディーは食べられる?
油じゃないけど、食べてみる?
ほんとうはね、お礼だったんだけど…まだ会えないから。
はい! 先にあげる。
好きないろ、えらんで……あっ、そっか。
わたしえらぶね!!!
[ふと思いついて、懐から取り出した指先ほどの小さなシュガーキャンディ。
選んで貰おうとして、すんでで洗濯機が色覚を持たないと言っていたことを思い出して。>>0:160
ころり、その中の青い砂糖菓子を洗濯槽の上に転がした。
許されれば、そのまま塩と一緒に投入されたかな?]
(10) 2020/08/28(Fri) 02時頃