浮世離れと言われると確かにその通りですね。
バスで着いた辺りから、
本の中の世界に迷い込んだような気分です。
[名探偵に限らず、タトゥーの男も、目の前の男も。
失業せずそのままの生活を繰り返していたなら、こうして会話するなんてありえなさそうな面々だらけだ。
笑う気配はしても、からかう風でもない反応に少しずつ火照った頬を収めながら。>>1:143
恥ついでに今の気分を思ったまま口にして。]
……何かって、事件とかですか。
起こるとしたら、被害者役と犯人役が必要ですね。
なんて言うのは、縁起でもないか。
[さっきのタトゥーの男とか、犯人に間違われる容疑者候補っぽいよなとか考えながら。
客室を出て、のんびりとテラスに向かって足を進める。
返された自己紹介の後、少し開いた間に気づき、横のエリアスを見て怪訝顔を。>>1:147]
(9) 2017/07/08(Sat) 00時半頃