そうか、夜は危ないもんなァ……お化けが出て、お前さんが攫われたら大変だ。
……知ってるか?遠い東の国では、お化けが子供を攫って、自分の家に連れてっちまうそうだ。
[だからそれを誤魔化すようにそんな与太話をしては見るけれど、きっと怖がらせるだけだろう。だけれどそれは少しだけ可哀想だったから、"だから子供は夜になったら寝るんだよ、お化けが家の外を通っても、気付かれないように"……なんて一言を、付け加えておくけれど。
しかしこの様子だと、明日にでも本当にハンバーグを持って来そうだ。何か駄賃の一つでも用意しておくか、と。そんな事を考えていれば、にっこりと告げられた誘い(>>6)には、参ったように息を吐いた。
オッサンも、えらく懐かれてしまったもんだ。]
お菓子……俺はどっちかというとツマミのツナ缶が買いたいんだが。
そのついででいいなら、お前さんにも付き合ってやろう。
[腕を組もうとされたなら、特に抵抗する事も無く。しつこいようだが餓鬼は苦手だ……が、言っても聞かないのもまた餓鬼の特徴だ。しかし鎖が当たるのは痛いから、回された方の腕を坊主の鎖と胴との間に差し込む――あぁ、その前に。]
(9) 2015/04/07(Tue) 17時頃