……別に、皆と俺が違うとは思ってないですよ。俺は結局踏み切れなかっただけです。
出来なかった事を、今後悔してる……結局一緒なんですよ、俺も。
…ソフィ姉に怒られそう、ですけど。
[ポケットに手を突っ込むと、二枚の紙を取り出す。
二日分の投票用の紙。結局誰の名前を書けば良いのか分からぬまま、票としての効力を無くしても捨てる事も出来ずに持ち歩いていた。
これに誰かの名前を書いていれば、また違った結果があったのか。
それを知る術は無い。
『挙げる』では無く『捕まえる』と言う彼の言葉>>5に、思わず顔を上げて向き直り珍しいものでも見たかのような視線を返す。
間近で見た彼の瞳はやはり見透かすような色を感じて、『教訓』もあってか少しの居心地悪さを感じたものの、今の島内では澄んだ色に見えて]
(8) 2013/09/11(Wed) 03時半頃