羽根のある花…。ないから代わりに風や鳥が運ぶのだっけ。
[ふわふわと光る花びらが舞う風景を思い出す。
ショコラ>>4:380のお池に咲く、花、という言葉に、ああ、知ってる、と頷いて、手を重ねたまま、次の言葉を待つ。震える唇に、震える声に、相づちをうつようにまた頷きながら微笑む。]
[吸って、吐いて、高らかに告げられた言葉>>383に目を瞠ったが、すぐに萎んで、あれこれ言いつのる少女の耳元に唇を寄せ、そっと囁く。]
ショコラが、俺の“運命”か。
とても頼もしくて、とても愛おしいよ。
[遠くからの呼び声に気が付けば、手をぎゅっと握りしめた後、飛び出していく。そんな彼女の後を追えば、また新たな戦士と少女の旅立ちを見送ることとなった。見送る彼らの叫ぶ声に重ねるよう、小さな声で行ってらっしゃい、と呟いて手を振った。]
(8) 2015/12/17(Thu) 01時半頃