[それから、なにげにイワノフとソフィアの話に耳を傾ける。
>>3:527ヒマワリがどうだとか、我が祖国に遊びに来れたらだとか。
口を挟むことはなかったが、立派なヒマワリに関しては、ひそかに湯の中で胸を張った。]
………………。
[だがやがて、正しい国と間違った国の話>>3:521になれば、浴槽の縁に肘をつき、やや神妙な面持ちとなる。
それでゆくなら、イワノフの国は、正しいとは言いたくないが、間違っているとも言い難い。
だが好き嫌いで言うなら嫌いという、あまり好ましくないポジションだ。
イワノフの話は、やはり、自分の時代と少し違った。
そんなだから、いつまでたっても貧しいんだぞアンタの国は。
なんて思いもしたが、死んでまで、そんな争いをするのはもうゴメンだ。
それに国としては嫌いだが、イワノフには何の恨みもない。]
(8) 2015/12/15(Tue) 02時頃