134 幽冥異聞


【人】 釣り師 沼太郎

 まずは、雷門いう術師を探さなあかん。

 曰く、其れなりに腕の立つ術師やさかい、
 心配せんでもええいうとったけど。
 天下の風雪が落ちた以上、それも鵜呑みにはできん。

 一度会うて、必要なら見張りにつく。ええな?

[こうしている間にも、何かが起こりそうな嫌な空。
気を紛らすように、瓢箪からちびりと酒を煽る。
足早に町中を歩きながら、傍らの小娘にそう言った**]

(8) 2014/09/25(Thu) 01時半頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】