[周囲を見渡しながら、校内を歩く。小鳥井にああ言った手前、迷うわけにはいかないな。そんな自分の考えに、一人ツッコミをした。鞄を下ろした事で身軽になった利点を生かし、人の波をスイスイと避けていく。しばらく歩いていると昇降口にさしかかった。どうやらぐるっと一周したらしい。先ほど分かれ道があったから、そちらに行ってみようか。振り返ろうとした矢先、一人の女の子>>133に目が留まる。規則を無視した、目深に被ったパーカーに、一つ瞬きをした。] 危なくねーのかな。[ぽつりと呟いた声は、生徒の喧噪にかき消された。**]
(7) 2014/10/15(Wed) 09時半頃