[からんころん、と、戸口のベルが鳴り。奥まったいつもの席に、>>6当然のように腰かける少年の姿。>>3書面に目を通したままの師匠に変わり、目の前にいつもの注文を出す。アイスティー、ガムシロミルク増し増し。] はい、どーぞ。[自分のバイトが大学からだから、もう5年にはなるのか。少年は店の一番小さな常連客として、いつも同じようにそこに居た。ガムシロップとミルクが琥珀に溶けて、乳白色に変わるのを見守って。] 暑かったでしょ? アイス、食べる? 来月出す予定の、試作なんだけど。[重たいリュック。多分、夏期講習か何かなのだろう。師匠に視線を向ければ、上の空で頷くのを確認した。この位は、サービスしても良いだろう**]
(7) 2013/08/07(Wed) 02時半頃