92 帝都の夏、長い夜


【人】 本屋 ベネット

[からんころん、と、戸口のベルが鳴り。
奥まったいつもの席に、>>6当然のように腰かける少年の姿。

>>3書面に目を通したままの師匠に変わり、目の前にいつもの注文を出す。アイスティー、ガムシロミルク増し増し。]

 はい、どーぞ。

[自分のバイトが大学からだから、もう5年にはなるのか。
少年は店の一番小さな常連客として、いつも同じようにそこに居た。ガムシロップとミルクが琥珀に溶けて、乳白色に変わるのを見守って。]

 暑かったでしょ?
 アイス、食べる? 来月出す予定の、試作なんだけど。

[重たいリュック。多分、夏期講習か何かなのだろう。
師匠に視線を向ければ、上の空で頷くのを確認した。この位は、サービスしても良いだろう**]

(7) 2013/08/07(Wed) 02時半頃

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