[はらりと影を落としながら 殆ど一年振りにその宿の戸を潜ります。 入るなり、ぐうるり視線を巡らせたのは この宿の綺羅びやかさを好むが故。 だのに、手をちょうど顔の辺りに翳すのは 朧と化したその身には……眩しすぎるが、故]**
(7) 2019/12/26(Thu) 19時半頃